値幅計算とは
今現在私が最も信頼している手法です。
これは相場の原理原則といわれるものの一つであり、それを利用した手法です。
一度出た値幅は再度どこかで出やすいです。(もちろんぴったりというわけではありませんが)
フィボナッチリトレースメント、フィボナッチエクスパンション(エクステンション)の使い方だけ覚えればそれだけで大きくとれる部分が必ずあるはずです。
細かい理論は置いておいて何を使って何をしているのか、それだけでも覚えてください。
いわゆるこれだけは覚えて帰ってねという重要な話です。
今後ほかの手法について言及することはあるかもしれませんが、それについては有効性の高さからの手法ではなく考え方やとらえ方の一つと見ます。
あくまで今現在の考えですが、別の手法を解説する場合は使える方法としてではなく内容や考え方の解説するというイメージです。(決して使えないという意味ではないため)
フィボナッチツールの種類
ここで使うのは2つだけ、ほかのツールや使い方もありますがメインで使うものはフィボナッチエクスパンションとします。
フィボナッチリトレースメント
基本的には0-1で引き戻りの値幅を測ります。
意識されやすい数値は0.382、0.5、0.618、付近。
逆に引いて先の値幅を見る(E値)場合やフィボナッチエクスパンションと同様の使い方をする場合もあります。
フィボナッチエクスパンション
ある値幅をほかの始点から簡単に測ることができます。
主に1と1.618の値幅が意識されやすいです。
例えばこの赤線の値幅は同一です。
フィボナッチエクスパンションを利用すると簡単に同一の値幅を測ることができます。
左の黄色ラインと同一の値幅になるラインが水色の1表示の部分。
値幅計算の種類
N値(1:1)
赤の1:1と青の1:1
E値(1:1.618)
黄緑の1:1.618がエクスパンションで引いた安値①、高値①、安値②
オレンジの200がリトレースメントを逆に当てた時のE値。
概ね似た値幅になります。
エクスパンションは安値①、高値①、安値②と「安値①~高値①の値幅を安値②から上に値幅を測ります」
リトレースメントは同じ考え方で行くと「安値①~高値①の値幅を高値①から上に値幅を測ります」
なぜそうなるかという話ですが、リトレースメントは0.618で戻りやすいという話を思い出せばわかりやすいと思います。
安値①~高値①の値幅を1としたときに、高値①~高値②の値幅を1と考えるのがE値です(リトレースメントを逆に当てた場合の考え方。)
1+1=2
安値①~高値①の値幅を1としたときに、安値②として0.618戻り、そこからの値幅を1.618とるわけですから概ね高値①から高値②までの値幅は1と考えられます。
1-0.618+1.618=2
V値、NT値もありますが割愛します。
フィボナッチクラスター
長期時間足フィボナッチリトレースメントの戻り目安の「0.382」、「0.5」、「0.618」の位置に対して、短期時間足フィボナッチエクスパンションの「1:1」、「1:1.618」、が重なる場合反転しやすいポイントと見ます。
逆張りしやすいポイントですがあくまで逆張りになるためピンバー、トンカチ、カラカサ、はらみ足、つつみ足などが出たことを確認することを推奨します。
または維持率高めの幅広SL分割エントリー等。
このあたりに関してはトレードサポートツールを開発中です。